裏打紙除去

安全に裏打紙(肌裏)を除去するために、フノリでレイヨン紙3層の表打ちをして、一時的に本紙を固定させてから作業をします。前回修復時の虫喰い跡の処置が不適切でしたので、補紙も全て除去して穴埋めをやり直します。

SASTINABLE FUTURE CRAFTS

【京都市伝統産業未来構築事業 展示とプレゼンテーション】 令和5年3月2日(木)~ 19日(日)に京都伝統産業ミュージアムにおいて、本年度の伝統産業未来構築事業に採択された14の先進的なプロジェクトの成果展示が行われます …

TikTok 始めました

少しチャラい作りにしていますが、是非ご覧ください。

ひろしです

今回、本業の京表具とは少しミスマッチな投稿をお許しください。私のファーストネームは「ひろし」と言います。スーパーマーケットでこんなふりかけを見つけたので、つい衝動買いしてしまいました。 あまりにも衝撃的でしたので、表装オ …

金襴と緞子

金襴とは 表装裂に用いられている裂地の中で、最も豪華で威厳を備えているのが金襴です。中国で宋の時代に発達し、明時代に全盛期を迎え、日本には室町時代に渡来しました。 金襴は綾織(あやおり)、あるいは平織に平金糸(ひらきんし …

取り合わせ帳

「京表具愉しむ」webサイト ヘッダー画像の取り合わせ帳です。私の曽祖父「 亀次郎」が明治・大正時代に使っていたものです。当然、カラー写真などは普及していませんでしたので、このような取り合わせ帳を使って、お客様の好みを伺 …

「表装裂愉しむ」図案本が完成

京都表具協同組合は、掛け軸オンラインシュミレーター「表装裂愉しむ hyousogire.com」に収録された表装裂に未収録の表装裂コレクションを追加し、紋様のモチーフごとに分類した図案本「表装裂愉しむ Delightfu …

打ち刷毛

表装作業のうち、裏打ちに欠かすことのできない道具と言えば、「刷毛」。その刷毛の中でも、圧倒的な存在感を誇っているのが「打ち刷毛」です。打ち刷毛は、主に掛け軸の増裏打ち(ましうらうち)(2回目の裏打ち)や総裏打ち(最後の裏 …

丸包丁

裂地を裁断するなどの表装作業では、主に写真のような丸包丁(まるほうちょう)を使います。それは、丸い刃物の方が切り口が綺麗であり、糸のほつけなどを極力生じさせない様にするために使うのです。 丸包丁(は、仕事の終わりに必ず砥 …

尚仙堂の「ちつ箱(外箱)」

大切な掛け軸を保存するために、主に桐箱が用られます。 その桐箱が傷ついたり、汚れないように「ちつ箱」(外箱)を作ります。尚仙堂では、「ちつ箱」をベージュ色の菊唐草紋の鳥ノ子紙でオリジナル手作りをして納めています。それは、 …